未利用バイオマスを発酵技術でバイオ素材に!

株式会社ファーメンステーション

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会社の特徴

ファーメンステーションは、未利用資源を活用し、サステナブルな製品開発・事業を通じて循環型社会を構築する研究開発型スタートアップです。

東京都に本社兼研究開発拠点、岩手県奥州市に自社工場(奥州ラボ)を持ち、独自の発酵・蒸留技術でエタノールやサステナブルな化粧品原料などをバイオ素材を開発・製造しています。これらのサステナブル原料を化粧品・ライフスタイル製品の原料として化粧品メーカー・原料卸に販売する原料事業のほか、自社ブランドによるオーガニック化粧品事業、原料提案から製品開発まで一貫して引き受けられる化粧品・ライフスタイル製品等のODM/OEM事業を行っております。また、食品・飲料工場の製造過程等で出る副産物・食品残渣などの様々な未利用資源を活用しアップサイクル(※)することで、新たな高付加価値の商品を生み出す事業開発を大企業との共創を通じて取り組んでおります。

(※)アップサイクルとは
リユース(再利用)、リサイクル(再循環)と異なり、廃棄物や副産物など、従来、不要と考えられたり有効活用されていないものを、様々なアイデアや手法でさらに価値の高いプロダクトに転換すること。

また、エタノールの製造過程で生成される発酵粕は、化粧品原料や地域の鶏や牛の飼料として利用し、さらに鶏糞は水田や畑の肥料にするなど、廃棄物ゼロの循環型モデルを構築し、地域循環型社会の形成にも取り組んでおります。

VISION

ファーメンステーションのパーパスは、「Fermenting a Renewable Society(発酵で楽しい社会を!)」

世の中にあふれる有効活用されていない「未利用資源」を、独自の発酵技術で高付加価値のサステナブルな原材料に転換して、誰でも手に取るプロダクトにして届けていきます。
廃棄物ゼロのシステムで、無駄なものがない循環社会の構築を目指します。

会社概要

会社名 株式会社ファーメンステーション
代表者名 代表取締役 酒井里奈
所在地 東京都
会社URL https://fermenstation.co.jp/
設立 2009年
従業員数 11 〜 30人
ファイナンス情報 ファイナンス情報を閲覧いただくには 会員登録 が必要となります。

主要メンバー紹介

酒井里奈

代表取締役 酒井里奈

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ICUを卒業後、富士銀行、ドイツ証券など金融機関やベンチャーに勤務。その後、発酵技術に興味を持ち、東京農業大学応用生物科学部醸造科学科に入学、2009年3月卒業。同年、ファーメンステーション設立
在学中の研究テーマは地産地消型エタノール製造、未利用資源の有効活用技術の開発。好きな微生物は麹菌。好きな発酵飲料はビール
第1回 Japan BeautyTech Awards 特別賞、EY Winning Women 2019 ファイナリスト、第3回 DBJ 女性新ビジ ネスプランコンペティション特別賞「地域イノベーション賞」など

インタビュー記事はこちら
北畠 勝太

取締役COO 北畠 勝太

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大阪府立大学工学部卒業後、アクセンチュア等のコンサルティングファームに勤務。その後、2011年にヘルスケアベンチャーのエムスリーに参画し、データ事業等の事業責任者を歴任した後、2017年よりヘルステックスタートアップのニューロスペースで取締役COOとして事業全般をリード。2021年よりファーメンステーションに取締役COOとして参画。

杉本利和

CTO 杉本利和

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九州大学農学研究科を1996年に修了後、協和発酵、アサヒグループ各社(アサヒビール、ニッカウヰスキーなど)にて、基礎研究、生産技術開発、および新規事業開発に至る幅広いR&D業務に従事。麹菌の新規な液体培養技術に関する研究で第21回生物工学技術賞を受賞、2012年に東京大学より農学博士号を授与。2022年よりファーメンステーションに参画。鹿児島県出身。

コメント

藤岡 清高

藤岡 清高 株式会社スタートアップクラス 代表取締役社長

未利用資源からアルコールを精製できる独自の発酵技術を持つ同社。
精製したアルコールは原材料として企業に提供するほか、加工して化粧品として自社ブランド展開しています。製造過程にも配慮し、サーキュラーエコノミー(循環型社会)の実現に向けて取り組んでいます。
酒井代表は外資系金融機関からキャリアをスタートするものの、夢の実現のために、発酵技術の習得すべく大学に4年間入りなおした経歴の持ち主です。
社歴は長いものの、SDGs等の社会の流れを追い風に、これから事業や組織づくりを加速させていくタイミングであり、社長以下数名の環境で社会課題の解決に向けて取り組んでいける環境です。(2021.1)

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