会社の特徴
◆LTBのストーリー
2013年江戸川区小岩で産声を上げる。階下が全てカラオケ・スナックと言う、毎夕、タンバリンと歌声が広がる、オサレ感が全くない、昭和臭が漂うビルで創業。私、鈴木が設立当初、日本人大学生と中小企業の新卒マッチングをスタートさせたものの、今で言う新宿のバスタ的なところで、地方発夜行バスが朝早く到着するのを待って、名刺を配りまくったが、学生は全く集まらなかった。そんな中、一新塾という大前研一が作った塾に通い出したところ、たまたまラッキーなことにネパール人大学院生が通っていた。彼が、「僕日本にきた時、全くバイトが見つからなくって、本当に大変でした。」という言葉を聞き、「これは!」と感じ、外国人財紹介にピボットをした。
鈴木は、月2,000件ほどのテレアポを行い、訪問を重ねるも、2014年頃は「外国人労働者の需要」がほとんどなく、断られまくっていた。一方、小岩の事務所にはネパール人が大勢、仕事が欲しいとやってきた。一時期はお巡りさんが訝しがり、訪問されてしまうくらいだった。
結果は散々、初年度の売り上げはなんと40万円。100ローで買ったスパゲッティに、ふりかけをかけて、口にかっこみながら、このまま食べていけるのか?と苦しんだ。
フェイスブックでコミュニティを作り、ワードプレスで求人サイト的なものを作ったところ、実際に事務所に来るネパール人は減り、オンラインでマッチングができるようになっていった。そして徐々にであるが、紹介先の開拓ができ始め、ある程度の売り上げができるようになっていった。
2017年頃から急にコンビニや飲食店で働く外国人を見かけるようになったのではないかと思う。私たちもその辺りが分岐点だった。空前の人手不足。品川駅近くの高級天ぷら懐石店では、天ぷらを揚げるのも外国人、食べるのも外国人観光客になったといって、店長と時代の変化を笑い合えるようになった。
だが、人材紹介を人海戦術で行っていた結果、マッチングをする大切な仲間が、あまりに日々のマッチングが多すぎて(当時、一人1日20名ほど)疲れ切ってしまい辞めていった。本当に申し訳なかったと感じた。
何が大変だったのか、それは外国人ならではの「在留資格」「日本語レベル」「面接場所への誘導」だ。
◆外国人雇用プラットフォームPeregreworks誕生の理由
「在留資格」は、もしかしたらご存知の方もあるかもしれない。日本に住む外国人が必ず携帯している免許証みたいな身分証明書「在留カード」に、名前、性別、国籍などの他、必ず明記されているものだ。この在留資格とは、外国人が日本にいる「理由」が書いてあると言っても過言ではない。例えば、留学であれば、日本で学ぶために学生としてきている外国人を指す。この在留資格は入国管理庁が管理・発行していて、1000パターンに及ぶ。この在留資格により、働いて良い時間数、働いて良い職種などが決まる。
「日本語レベル」も、なかなか大変である。会話を通してでしか確認できない。また話しただけでは読み書きの具合がわからない。
そして、「面接場所への誘導」だ。例えば、外国人に電話越しに「あおみ」駅にきてください。というと、聞き間違えることが多く、来ないなと思ってよく聞くと「青梅(おうめ)」駅にいたりすることがあった。土地勘もない、発音が似ているのでは、ちゃんと来るほうが奇跡なのである。
こう言った3つの課題をIT化し解決しようとしているのがPeregreworksである。入管法がわからなくても誰でも安心して外国人雇用を叶えて欲しいと思っている。
◆そして今
まだベータ版ながらも、昨年は累計100社超のお客様にお使いいただき、毎月300〜500名の応募を出せるようになってきた。そして、世の中に認められるようになり、複数のVCからもご出資をいただけるようになっている。あとは、ぶっちぎりで勝てるプロダクトを作り、真の意味でユーザー(企業も求職者も)の課題を解決し爆速でトップラインを上げていくフェーズに入っている。
私たちはTHE MODEL型のセールスフローを構築し始めている。そして、ぶっちぎりで勝てるようMOATを築き上げ、PMFを達成するためにもユーザーヒアリングを徹底しはじめている。
何か問題があれば、そして気づいたことがあれば、開発4名すべて外国人と、ビジネスチーム3名でなんでもフランクに、時には英語で話し合う。みんなどんどん意見を言う。完全なフラットな環境で好きなことを言い、そして笑う。
◆ぜひお話をさせてください。
1から10を作り上げたい方、事業開発のご経験のある方、多国籍チームでワイワイやるのが好きな方。
私たちと一緒に、まだまだ「完成されていない外国人HR-TECH領域」で頭ひとつ抜き出し、上場を共に経験しませんか。
長文をお読みくださり、ありがとうございました。