会社の特徴
<事業内容>
セレイドセラピューティクス社は、人の血液の源となる造血幹細胞を選択的に体外増幅する独自技術を持つ東大発・筑波大発のスタートアップです。造血幹細胞を安全かつ効率的に増やすことで、血液がんを含む難治性の血液疾患・遺伝性疾患への細胞治療やex vivo造血幹細胞遺伝子治療、また虚血性疾患での血管新生などを目的とする次世代の再生医療等製品を社会に提供することを目指しています。
<当社の魅力>
■技術力の優位性
当社の基盤技術は、これまで体外増幅が困難であったヒト造血幹細胞を増幅できることが特長で、未分化の状態を維持したまま、生着能を有する機能的な造血幹細胞を選択的に増幅できます。当社の細胞培養方法は、アルブミン・サイトカインといったタンパク分子を合成化合物で置換することに成功した製法(国際特許出願済)であるため、コスト競争力があり、また品質管理を容易にする産業化上の利点があります。また、増幅した造血幹細胞を用いた遺伝子治療・iPS細胞製品等への応用も期待されています。
■米国展開も進める細胞・遺伝子治療分野の創薬ベンチャー
2022年7月に三菱UFJ銀行主催の「Rise Up Festa」で最優秀賞を受賞したことを初め、「ジャパンベンチャーアワード2022」でのJVCA特別奨励賞、「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト(JHeC)2023」のグランプリ受賞など、当社技術の革新性・独自性から、数々のビジネスコンテスト等で賞を受賞しています。また、直近の2024年9月迄にはシリーズAラウンドとして累計11.6億円の資金調達を成功させたことに加え、NEDO ディープテック・スタートアップ支援事業採択による最大2億円の補助金、AMED創薬ベンチャーエコシステム強化事業採択による最大27億円の補助金といった政府からの大きな後押しを受けて、現在米国展開を加速させています。これらの事業進展も評価され、多くの投資家や政府関係者からも期待を集めています。
■業界の成長性
当社の注力する細胞治療・遺伝子治療分野は、世界的に著しい成長が見込まれている領域であり、今後年平均で20%以上の成長が予想されています。また、治療ターゲットである、血液がんや小児遺伝疾患を始めとる疾患患者数は、日本のみならず世界的に増加すると予測されています。