
ゼロイチの立ち上げを繰り返しながら、最先端の生成AI領域に挑む──。そんな刺激的な環境で日々を過ごしているのが、Expert AI事業を運営するSapeetで働くアルゴリズムエンジニア・堀ノ内さんです。大手企業からキャリアをスタートし、家庭用ロボット、自動運転、生成AIと、常に技術の最前線に身を置いてきた堀ノ内さんが、なぜ今Sapeetというベンチャーを“最後のキャリア”として選んだのか。そして現在、どのような働き方をしているのか。
スタートアップやベンチャーに関心がある方、生成AIの現場で腕を磨きたい方、ゼロイチの立ち上げにワクワクする方へ──堀ノ内さんのストーリーには、きっとヒントが詰まっています。Sapeetでの現在の挑戦について、じっくり伺いました。

アルゴリズムエンジニア
堀ノ内 司氏
大手電機メーカーからキャリアをスタート、その後家庭用ロボットベンチャー、自動運転システム開発ベンチャーを経験し、2025年、株式会社Sapeetに入社。AIソリューション事業部のアルゴリズムエンジニアとしてAIを活用したアプリケーション開発に携わっている。
新しい技術に触れるのが好きで、いつか革新的なプロダクトを産み出すことを人生の目標としている。

株式会社Sapeet
https://sapeet.com/
- 設立
- 2016年04月
- 社員数
- ~100
私たちSapeetは、AIで企業独自のベテラン知見を解析し、競争優位性につながるコア業務の価値を増幅・拡張するExpert AI事業を運営する東京大学発ベンチャーです。コミュニケーションAIや身体分析AIを使いやすいシステムとして提供し、企業のAI×人間の協業体制構築を支援します。
<Mission>
〈ひとを科学し、寄り添いをつくる〉
人の身体性・精神性・行動を、データとロジックに基づいて分析・可視化し、その技術を誰もが使える仕組みとして提供していきます。その仕組みによって、人と社会がより良い形で関わり合い、一人ひとりがポテンシャルを発揮し、生活の質を高められる──そんな心身ともに豊かな世界を目指しています。
- 目次 -
これまでの経験・原体験:「面白そう」に導かれて技術の最前線へ
これまでのキャリアの変遷について教えてください。
新卒では、関東の大手電機メーカーにエンジニアとして入社しました。ちょうど就職氷河期で、当時はスタートアップという選択肢が現実的ではなかったのもあり、大手企業への就職を選択しました。一方で、大学時代にプログラミングに熱中した経験から、「技術を使ってものづくりがしたい」という思いはずっと持ち続けていました。
そこで企業内にあった有志の「ものづくりサークル」に参加し、週末に仲間とハッカソンに参加したり、展示会に出展したりしていました。その活動を通じて社外の人とも出会い、徐々に外の世界への興味が高まっていきました。
そこから家庭用ロボット、自動運転といったスタートアップに転職を重ねてきましたが、共通していたのは「技術的に面白そうかどうか」という視点。常に最先端の技術に触れていたいという想いが、自分のキャリアを自然と導いてくれていた気がします。

転職した理由:技術もカルチャーも響いた──「最後の転職先」にSapeetを選んだ理由
大手企業からスタートアップへの転職に、不安はありませんでしたか?
もちろん不安はありました。大企業は安定していて、福利厚生も充実していますし、守られている安心感があります。特に当時はすでに家庭もあり、環境を大きく変えることには迷いがありました。ただ、家族と話し合い、「一度チャレンジしてみたらどうか」と背中を押してもらえたことが決め手になりました。
僕自身、新しいことに挑戦し続けたいという思いがあり、技術的に面白いテーマに関わりたいという気持ちは変わりませんでしたし、次に進むなら、最先端の分野に挑める環境がいいと考えていました。安定より「面白そう」と感じるものに触れていたい、という気持ちが圧倒的に勝っていましたね。
その中で、なぜSapeetを選んだのでしょうか?
生成AIが盛り上がってきたタイミングで、また新しいことに挑戦したいという気持ちがちょうど高まっていました。Sapeetとの出会いのきっかけは、スタクラで人事の町田さんから非常に丁寧なスカウトを頂いたことでした。大量送信ではなく、自分に向けてメッセージをくれているという温度感が伝わってきて、「いい会社だろうな、この人たちと一緒に働いてみたい」と感じたんです。
実際にお会いしてみると、皆さん本当に温かい方ばかりで…!すぐに「ここならフィットしそうだ」と感じました。他にも複数の会社の選考を受けていましたが、「転職は次で最後にしたい」と考えていた中で、長く働けそうな環境や働き方の柔軟さも含めて、Sapeetは非常に魅力的でした。
面接では当時読んでいた技術書の話で意気投合したり、メンバーとのやりとりから人柄の良さが伝わってきたりと、カルチャーのフィット感が非常に高かったです。他にも選考中の会社はありましたが、最終的には「長く働けるような環境が整っていながら、スタートアップらしい挑戦ができる会社」という点が決め手になりました。

現在の仕事とチャレンジ:コラボレーションから生まれるゼロイチの面白さ
現在のお仕事の内容と、やりがいを教えてください。
Sapeetでは「AIソリューション事業部」でアルゴリズムエンジニアとして働いています。様々な業界のお客様と協力しながら、個別の課題に合わせたAIサービスを開発する現在の仕事は、自社プロダクト中心だった僕にとって新しい形の働き方です。
要望をお伺いしながら要件を整理し、技術選定から実装までを一貫して担うことで、より実践的に顧客課題と向き合う感覚があります。現在は生成AIを活用したプロジェクトが非常に多く、最先端技術を業務に組み込む面白さを日々実感しています。
自社プロダクトの場合、ゼロイチの立ち上げフェーズが一段落すると、継続的な改善やバグ修正といった運用フェーズが中心になります。一方でクライアントワークは、プロジェクトごとに常にゼロイチの立ち上げから関われる点が魅力です。新しい価値を作り上げる面白さを何度も味わえるのが、刺激的ですね。
チームはプロジェクトごとに編成され、プロジェクトマネージャーや他のエンジニア、時にはコンサルタントたちとも連携しながら進めています。業界も建築、美容、ヘルスケアなど多岐にわたり、多様な業界に携われるのも魅力です。また、週1出社の柔軟な働き方の中でも、エンジニア同士の交流や議論が活発で、研究室のようなカルチャーも気に入っています。
今後のビジョン:技術を“共有資産”に──組織を進化させる挑戦
今後のキャリアの展望を教えてください。
今は各プロジェクトが独立して進んでいて、技術的な知見が共有されにくい課題があります。これからは、そうした知見を横断的にまとめ、再利用性の高い技術資産として会社全体に還元できるような仕組みを整えていけたら良いですね。
また、AI技術は日々進化しており、その変化をキャッチアップしながら業務に応用するのは非常に面白いです。だからこそ、単なるエンジニアではなく、技術戦略の観点からも事業に貢献できる存在になりたいと思っています。
スタートアップを目指す人へのメッセージ
スタートアップに関心がある方に、メッセージをお願いします。
僕自身、新卒で入社した大企業から初めてスタートアップに飛び込むときは不安もありました。でも結果的には、スタートアップに行って良かったと心から思っています。技術的にも、環境的にも、成長の機会が多かった。
特に若いうちに飛び込んだ方が、その後のキャリアの可能性が広がると思います。仮に合わなければ戻りやすい時代になってきたので、迷っているなら一歩踏み出してみてほしいです!スタートアップでの経験は、きっと財産になります。
編集後記
Sapeetという成長企業の中で、技術と向き合い、価値を生み出している堀ノ内さん。そのキャリアは、常に「面白いもの」「最先端の技術」を求め続けた結果であることが印象的でした。
安定の大企業を離れ、自らの意志で挑戦し飛び込む姿に、強い意志と覚悟を感じるとともに、堀ノ内さんのような挑戦者が増えることで、日本の技術力はさらに進化していく──そう思うと、とてもわくわくします!
これからスタートアップ転職の第一歩を踏み出そうとしている方にとって、堀ノ内さんのストーリーが背中を押すきっかけになれば嬉しいです。

株式会社Sapeet
https://sapeet.com/
- 設立
- 2016年04月
- 社員数
- ~100
私たちSapeetは、AIで企業独自のベテラン知見を解析し、競争優位性につながるコア業務の価値を増幅・拡張するExpert AI事業を運営する東京大学発ベンチャーです。コミュニケーションAIや身体分析AIを使いやすいシステムとして提供し、企業のAI×人間の協業体制構築を支援します。
<Mission>
〈ひとを科学し、寄り添いをつくる〉
人の身体性・精神性・行動を、データとロジックに基づいて分析・可視化し、その技術を誰もが使える仕組みとして提供していきます。その仕組みによって、人と社会がより良い形で関わり合い、一人ひとりがポテンシャルを発揮し、生活の質を高められる──そんな心身ともに豊かな世界を目指しています。
