会社の特徴
【企業概要】
量子・イジング計算機向けの最適化アルゴリズム・ ソフトウェアの開発・販売を行うスタートアップ
【サービス内容】
⚫︎JijZept:最先端の量子・イジング計算機を専門知識がなくとも使えるようにするクラウドサービス
⚫︎共同研究開発、実証実験:量子アニーリング、イジング計算機活用のための共同研究開発、定式化、アルゴリズム開発のコンサルティング
【詳細】
産業における技術革新が加速する中で、配送ルート・シフト配置などの大規模な組合せの中から最適な答えを素早く見つけたいというニーズが物流や材料、通信などあらゆるサービス分野で生まれています。このような「組合せ最適化」へのアプローチの1つとして量子アニーリングがあるものの、実用化に向けて様々な障壁があるのが現状です。
そのため弊社は「サービスとしての数理人材 (Expert as a Service)」をコンセプトに、企業専門知識が必要なテクニックやノウハウをクラウドサービスとして提供するJijZeptを開発しております。
JijZeptは開発者向けのプロダクトでありますが、量子アニーリング自体に専門的な知見が必要となるため、企業への導入が通常のソリューションと同じようには進んでいない現状がございます。そのため、量子アニーリングの技術をクライアントの事業に適応することで、どのように事業をスケールさせていくことができるのかを提案した上で導入推進していく必要があります。
また導入ターゲットとなるクライアントは、量子アニーリング技術を活用した事業を運営している事業会社、最適化ソリューションや量子アニーリング技術を調査している研究機関、様々なクライアントの課題を解決しているSIer、ITコンサルティングファームなど多分野に渡ります。
また、Jijは以下の「経営技術」をコアとした、本物志向のプロフェッショナル集団です。多様な専門知識・バックグラウンドを持つメンバーが、所属チームの垣根を超えて働いています。
⚫︎ビジネス開発
溢れる情報によって変貌する社会において、各事業会社が直面する課題から「組合せ最適化問題」を発掘するビジネス分析を行っています。「解決困難な課題」が解決される技術が実現した際、どのようなビジネス活用方法・社会インパクトを創造し得るのかといった有意な課題の特定に関心を持つメンバーで構成されています。
⚫︎アルゴリズム開発
量子計算、あるいは量子アニーリングを始めとした量子最適化術の理論研究を行っています。Jij自身もSTART(科学技術振興機構)の大学発新産業創出プログラムを通じて設立され、コアメンバーも世界トップクラスの量子アニーリング研究者らによって構成されています。
⚫︎ソフトウェア開発
ミドルウェア/クラウドサービス開発に向けたバックエンド開発を行っています。Jijではマイクロサービス アーキテクチャを採用し、イジングマシンのようなまだ黎明期の計算機や他計算機に対応できるクラウド基盤の構築に取り組んでいます。
【今後の展開予定】
●量子技術を活用した数理モデリングの作成・実装を支援するプロダクト"JijZept"は、日本のみならず、米国・欧州・アジアで販売予定です。
●「2028年末までに量子ソフトウェア領域でグローバルにデファクトスタンダードを獲る」ことを中期目標としており、この目標を達成するために、グローバル思考で、専門性を有するメンバーを募集しています。