人類の選択肢を増やし、人も自然も栄える世界をつくる

株式会社イノカ

Facebook   X

会社の特徴

株式会社イノカは、日本で有数のサンゴ飼育技術を持つアクアリスト(*1)と、東京大学でAIを研究していたエンジニアが2019年に創業したベンチャー企業です。

 「自分たちが好きな自然をみつづける。」をフィロソフィーに掲げ、アクアリストの力とAI・IoT技術を組み合わせて、任意の生態圏を水槽内に再現する『環境移送技術®︎』の研究開発を推進しています。本技術をコアに「人類の選択肢を増やし、人も自然も栄える世界をつくる」ことを目指しています。 水槽内にリアルな生態系を再現できる強みを活かし、臨海部をはじめとするフィールドに行かずとも様々な水環境の研究を可能にする研究事業、そして海の面白さや重要性を伝える教育事業を展開しています。

2020年にモーリシャス沖で発生した重油事故に際して現地調査を実施し、2022年2月には世界初となるサンゴの人工産卵(*2)に成功しました。ほかにも、DIC株式会社とフィコシアニンを活用したサンゴの白化抑制実験や、JFEスチール株式会社とスラグを活用したサンゴの白化抑制実験、資生堂との日焼け止めが海に流れ出た時のサンゴをはじめとする海洋生物への影響度評価などを行なっております。

遺伝資源を含む海洋生物多様性の価値を持続可能にすることを目的として、2022年7月には国内ベンチャー企業としては初の事例となる「自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures:以下「TNFD」)」の「TNFDデータカタリスト」に参画しています。東京ならびに大阪とマレーシアに拠点を置いています。

*1アクアリストとは、自宅の水槽(アクアリウム)であらゆる水生生物を飼育することを趣味とする人々のことを指します。
*2 日本では年に1度、6月頃産卵するエダコモンサンゴの産卵時期を6月から2月にコントロールし、人工海水を用いた閉鎖空間での産卵の実験に成功。

VISION

【MISSION】
「人類の選択肢を増やし、人も自然も栄える世界をつくる」
現在、環境保全の重要性が認知されるようになり、 自然からの搾取を減らし、一方で植林などを増やすことで、 人間経済と自然環境とのバランスをとることが目指されるようになってきました。
一方で現状取れる選択肢では、どうしてもこの人間の活動は我慢しなければいけない、この自然保護はある程度諦めないといけない、 という厳しい選択を迫られる場面もあります。
そのような現状を変えるべく、イノカは、 「人類の選択肢を増やし、人も自然も栄える世界をつくる。」 というミッションを掲げます。 上述のように、AorBという厳しい選択を強いるのではなくて、 イノカが見つけた自然の可能性をベースに、環境移送技術®を使って、新しい選択肢Cを作っていきます。 また、自然を守る技術の提案だけではなく、時には自然から人が得られる新しい恩恵を社会に提示していきます。

【PHILOSOPHY】
「自分たちが好きな自然をみつづける。」
イノカのメンバーは全員強烈な生き物好きです。 全員がそれぞれ違う多様な生き物のことを愛しています。 僕らは「自分たちが好きな生き物たちをずっと見ていたい、触れ合っていたい、そのためには当然、自然環境を守っていかなければいけない」という思いを持って、イノカに集まってきました。 そして、我々は各メンバーが好きな生き物をテーマに、地球貢献に繋がるプロジェクトがつくれないかを考え続けていきます。 我々は地球の可能性を、「生き物が好き」という気持ちをベースに探究し、その可能性を社会に伝えていく活動を続けます。

【VALUES】
❚地球にも、人にも敬意を。
人々が自らを地球の生態系の一部であることを深く理解し、自然に対する敬意、すなわち知的好奇心と愛情を持つこと。そしてまた、人類が発展させてきた文明に対しても同様に敬意を払い、将来世代にわたる全ての人類の幸せを追い求めること。我々はこれら2つの「敬意」を忘れず、またいずれかに偏ることなく、テクノロジーとサイエンスを絶えず発展させながら、人と自然の共栄に向け常に挑戦しつづけます。

❚素人発想、玄人実行。
イノカでは、多様な専門性を持つメンバーが集まり、人と自然の共栄を実現するための議論と行動を進めています。専門外だからといって遠慮するのではなく、素人ならではの柔軟な発想で研究開発・事業開発に取り組むことにより、革新的な発想を生み出すことができると信じています。毎日初心に戻り、現状や常識を疑う姿勢も忘れません。同時に、それぞれが専門分野の実行者としてプロフェッショナリズムを持ち、大胆なアイデアを細部にまでこだわって形にすることで、世の中に確かな変革をもたらす玄人集団であることを掲げます。

❚貪欲であれ!
これら二つのバリューを高い水準で体現するためには、常に学び続ける志が大切です。学び続けることで自身の五感を研ぎ澄ませ、地球上で起きているさまざまな事象をより深く捉えられる人材の創出を目指します。そして、自らが感じた違和感や課題に対して一人一人がスピーディに考え、夢を持ち、リーダーシップを発揮して主体的に行動することを誓います。

会社概要

会社名 株式会社イノカ
代表者名 Chief Executive Officer 高倉 葉太
所在地 東京都
会社URL https://corp.innoqua.jp/
設立 2019年
従業員数 11 〜 30人
ファイナンス情報 ファイナンス情報を閲覧いただくには 会員登録 が必要となります。

主要メンバー紹介

高倉 葉太

Chief Executive Officer 高倉 葉太

詳細を見る

東京大学工学部を卒業、同大学院暦本純一研究室で機械学習を用いた楽器の練習支援の研究を行う。2019年4月に株式会社イノカを設立。サンゴ礁生態系を都心に再現する独自の「環境移送技術」を活用し、大企業と協同でサンゴ礁生態系の保全・教育・研究を行っている。
2021年10月より一般財団法人 ロートこどもみらい財団 理事に就任。

同年、Forbes JAPAN「30 UNDER 30」に選出。

増田 直記

Chief Aquarium Officer 増田 直記

詳細を見る

宇都宮工業高校出身。サンゴを愛する熱い男で自宅に巨大サンゴ水槽を所有。自宅水槽は取材経験あり。前職は火力発電所の精密部品の鋳型職人。

竹内 四季

Chief Operating Officer 竹内 四季

詳細を見る

1994年生まれ。鹿児島県出身。東京大学経済学部卒業。学生時代は障がい者雇用に関する先進企業事例を研究し、社会起業家を志す。人材系メガベンチャーでの営業経験を経て、2020年2月にCOOとしてイノカに合流し、事業開発・パブリックリレーションズ全般を管掌。環境省 ISO/TC331(生物多様性)国内審議委員会 委員。将来の夢は「次世代の社会経済システム構築に寄与すること / “ブルーエコノミーの父“」。好きな映画は『オーシャンズ11』

上田 正人

Chief Technology Officer 上田 正人

詳細を見る

2003〜2006年度 大阪大学大学院 工学研究科助手
2007〜2009年度 関西大学 化学生命工学部 専任講師
2010〜2016年度 関西大学 化学生命工学部 准教授
2010.9〜2011.8 英国ケンブリッジ大学 客員研究員
2017年度〜 関西大学 化学生命工学部 教授

守屋 輝一

Chief Design Officer 守屋 輝一

詳細を見る

1995年埼玉県生まれ。法政大学大学院デザイン工学研究科SD専攻修了。自らも起業家として活動する経験を活かし、社内のあらゆる状況変化を考慮した流動的なデザイン支援に取り組む。JAMES DYSON AWARD日本最優秀・国際TOP20受賞、国際学術会議CHI論文採択など。

コメント

現在コメントはありません

人生をかける、
スタートアップに出会おう。
成長性のあるスタートアップ・ベンチャーのみを掲載

株式会社イノカの求人を見た方が同時に見ているスタートアップ

暮らしの中でCO₂を吸う素材開発

株式会社ベホマル
  • 新素材・バイオテクノロジー / 製造業 / サステナビリティ・環境
滋賀県

【事業概要】
株式会社ベホマルは、「地球を救う勇者になろう」をビジョンに掲げ、
CO₂を吸収する“魔法の白い粉”──バイオマス由来の環境素材「美環(Binowa)®」を開発・製造しているスタートアップです。

この素材は、プラスチック(樹脂・インク含む)に混ぜることで、製品そのものがCO₂を吸収・固定します。また80℃以上の熱でCO2を放出することもできるため、様々なアプリケーションアイデアが考えられます。
私たちは、この新素材を通じて「いつでもどこでも誰でも、日常のあらゆる場所をCO₂回収スポットにする」未来をつくろうとしています。一つ一つの吸収量は多くなくても膨大な量のプラスチックを利用して、ちりつもで世界を変えていきます。

代表は大手メーカーで15年間、新規事業や素材開発に携わった後、子…

  • 創業フェーズ(シード・アーリーステージ)
  • 自社プロダクト/サービスがある

再生可能エネルギーを、 フル活用する。

株式会社アスソラ
  • サステナビリティ・環境
東京都

アスソラは、「再生可能エネルギーをフル活用する」をミッションに掲げ、脱炭素社会の実現に向けて多角的なエネルギーソリューションを展開しています。私たちは、クリーンな電力を安定的に供給するだけでなく、地域社会や既存産業と調和した持続可能なエネルギー利用を追求しています。

1. 再生可能エネルギーの開発
太陽光発電を中心とした再生可能エネルギー事業を全国で展開し…

  • ビジネスモデル確立フェーズ(ミドルステージ)
  • 自社プロダクト/サービスがある

社会課題解決のハードルを極限まで下げる。

株式会社Gab
  • サステナビリティ・環境 / コンシューマーbiz
東京都

株式会社Gabは2019年に「ポイ捨てをゼロにする」ことを掲げ、渋谷で創業しました。
社名である、Gabには2つの想いが込められています。

⚫︎ゴミ問題の解決=Garbage breakthrough=Gab
⚫︎ありがとう量の最大化=Global appreciated breakthrough = Gab

創業時からの想いはそのまま、事業内容・ビジョンの解像度は高まり、現在に至ります。

【Services】
◼︎エシカルな暮らし
環境問題と社会課題に焦点を当て、人・動物・地球に優しい暮らしのヒントを提供する"日本最大級のエシカルメディア"です。日本を世界一のエシカル消費先進国にするというビジョンのもと、最新の環境問題や社会問題について、1分で学べる解説投稿や、選りすぐったエシカル…

  • ビジネスモデル確立フェーズ(ミドルステージ)
  • 自社プロダクト/サービスがある

地域に循環をつくる

SHINRA COMPANY株式会社
  • HRTech / コンサルティング / 不動産 / サステナビリティ・環境 / エンタメ / マーケティング
鳥取県

SHINRA COMPANYは、「ローカルに良いビジネスを生み出すこと」を起点に、地域のさまざまな課題を解決していきます。

地域と都市、行政と民間など異なる属性の間に立ち、
人材、資源、仕組み、資金を結び直し、課題解決に向けた事業を構想し、社会に実装していきます。

小さな成果と確かな変化を積み重ねながら、粛々と、地域をアップデートしていきます。

■SHINRA COMPANY株式会社
<記事>代表の考え方
内側から変化を創り、「地域と伝統産業を変えられるか」
https://horizon.jma-jp.org/?p=537

◼︎智頭町複業協同組合について
SHINRA COMPANYが運営を担っている智頭町複業協同組合は、地域の人事部として、中山間地域の未解決の課題に対して…

  • 創業フェーズ(シード・アーリーステージ)
  • 自社プロダクト/サービスがある
  • 地方スタートアップ

人生をかける、
スタートアップに出会おう。
成長性のあるスタートアップ・ベンチャーのみを掲載