VISION
「すべての子どもたちが安全な世界に変える」
推計で毎年500人の子どもたちが虐待で死亡していることを知っていますか?
目黒女児虐待事件や野田女児虐待事件など、虐待の可能性を把握していながらも子どもが亡くなってしまったという痛ましい事件が後を絶ちません。
虐待死を防ぐためには、危険な状態にある子どもを見逃さないことが非常に重要です。
しかし、児童相談所等の職員は、
“子どもが幼く話せない” “親が嘘をついているかも”など不確実な情報しかない中で、
“子どもを保護すべきかどうか”といった対応を迅速に判断せねばならず、【判断そのものの難しさ】が課題となっています。
また、虐待件数が急増する一方、対応する職員数は全く足りておらず、勤続3年未満の職員が50%を超えるなど、人材育成も追いついていないのが現状です。
【深刻な人手不足】によるパンク状態では、緊急性の高いケースも見過ごされかねません。
「人 × テクノロジー のコラボレーションで、見過ごされた子どもの虐待をゼロに」
これらの課題を解決することで、見過ごされる子どもの虐待をなくし、子どもが安全に生きていける社会を目指します。
◆課題1:深刻な人手不足→ICT活用で業務効率化
著しいマンパワー不足に加え、“電話やFAXでのやり取り” “記録は紙中心” “帰所後にシステムへ入力”など、ICTの活用が不十分な実態があります。
「AiCAN」は、タブレット端末によるスムーズな情報共有を促進することで、事務作業やコミュニケーションを効率化し、職員が子どもと向き合える時間を増やします。
◆課題2:判断そのものの難しさ→データサイエンスで判断の質を向上
難しい判断を迫られる現場では、“ベテラン職員の経験”に頼らざる得ない実態があります。
「AiCAN」は、過去のデータに基づいた分析結果を提示することで、属人的ではないエビデンスベースドの対応へと導き、経験の浅い職員もサポートします。
わたしたちは、児童福祉の現場で奮闘する職員の方々に寄り添い、共に子どもたちの幸せを追求する「伴走者」でありたいと考えています。