
スタートアップ転職の仕方について、全24回の連載です。
自信のキャリアの考え方のヒントや、スタートアップへの挑戦の後押しに、ぜひご覧ください!
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はじめに:スタートアップ転職、気になるけど自信がないあなたへ
「スタートアップで働いてみたい。けれど、向いているかどうか分からない…」
そう感じている人は、実はとても多いのです。
変化が早く、役割も曖昧。なんとなく“できる人”しかいけない世界に思えて、自分には無理かも…と一歩踏み出せない人も少なくありません。
でも本当にそうでしょうか?
スタートアップで求められるのは、特別なスキルや完璧な経歴ではなく、「変化を受け入れ、自分の頭で考え、動ける人」です。
今回は、そんな“スタートアップに向いている人”の特徴を3つのポイントでご紹介します。
特徴①:変化を柔軟に受け入れ、楽しめる人
スタートアップの世界は、言わば「変化との共生」です。
戦略が変わる。組織が変わる。自分の役割すら、毎月変わっていくこともあります。
そんな環境のなかで、「決まっていないことが多くて不安だ」と感じる人もいれば、
「決まっていないからこそ、自分が形にできるチャンスだ」と感じられる人もいます。
不確実性をマイナスではなく、“伸びしろ”として捉えられる人こそ、スタートアップでは光ります。
変化を恐れるのではなく、変化に飛び込む勇気があるか?
それが、スタートアップ転職の第一歩です。
特徴②:与えられたものより、自分でつくることが得意な人
スタートアップには、制度や仕組みがまだ整っていないことが多くあります。
だからこそ、“誰かが整えてくれる”ことを待っていては、いつまでも前に進めません。
「自分の仕事が何か分かりません」ではなく、
「いま必要とされていることは何か?」「自分なら何ができるか?」を考えて動く人が求められます。
そう聞くと「そんなに主体性のあるタイプじゃないから無理かも…」と思うかもしれませんが、
大丈夫。完璧じゃなくても、少しずつ“自分から動く”姿勢があれば、それだけで充分価値があります。
正解を探すより、動いてみる勇気。
スタートアップで活躍する人は、その小さな一歩を惜しみません。
特徴③:「肩書き」より「役割」にこだわれる人
大企業では「課長」「部長」などの肩書きが、仕事の範囲や評価の目安になることもありますが、
スタートアップではそれよりも**“どんな価値を出せるか”が最も重要な評価基準**です。
職種や部署の垣根を超えて、チームのために動ける人。
「これは自分の仕事じゃない」と切り分けるのではなく、“いま必要なこと”を自分ごととして動ける人が信頼されます。
名刺の肩書きではなく、行動で“この人と働きたい”と思わせる。
それが、スタートアップで活躍する人たちの共通点です。
補足:「スタートアップ=優秀な人の集まり」ではない
「私はエリートでもないし、スタートアップは無理だと思っていました」という人が、
入ってみたらすごく活躍している――そんな事例は珍しくありません。
なぜなら、スタートアップで求められるのは**“スペック”ではなく“マインドセット”**だからです。
たとえば…
- 「今の会社より、もっとスピード感のある環境で挑戦したい」
- 「社会に対してインパクトを出す仕事がしたい」
- 「変化やカオスの中に身を置いてみたい」
そんな内側からの思いこそが、スタートアップ転職における最大の“原動力”になります。
おわりに:自分に問いかけてみよう
スタートアップに“向いている/いない”は、単なる性格診断ではありません。
「いまの自分は、どんな環境に身を置きたいのか?」
「どんな働き方が、自分をワクワクさせるのか?」
この問いに真剣に向き合うことが、スタートアップ転職の第一歩になります。
変化を楽しみたい。役割を自分でつくりたい。チームのなかで自分の力を試したい。
そんな気持ちがあるあなたなら、スタートアップで光るチャンスは必ずあります。
次回(第2回)は、スタートアップに向かない人の特徴と、その理由についてお届けします。
「向いていない=NG」ではないからこそ、知っておきたい視点です。お楽しみに!