会社の特徴
当社は体内深部(脳、膵臓、肝臓、腎臓、肺)に対して血管内から光を照射するデバイスとシステム開発を行っています。
光を利用した治療技術は以前からがん治療などで活用されることがありますが、非常に限定的であり、広く普及しているテクノロジーではありません。その理由は、光を目的部位に届ける有効な手法やデバイスの開発が進んでいないためです。
当社では、血管や管腔を経由して光照射できるデバイスの開発や検証を行い、対象範囲や疾患を拡大するとともに、関連する業界とのパートナーシップにより当該分野の発展を目指しています。
● 研究開発
・血管、管腔経由で光照射できるデバイスの開発、検証の実績。
・全身の血管を経由した光照射により適応疾患、患者数が大幅に拡大。
・世界で初めて、血管から組織に光を届けるデバイス開発とシステム開発に成功(2022年10月発表)。
◾️◾️ 代表者より ◾️◾️
- 起業をした理由・原体験(研究職についた理由・原体験)
現在の医療業界では、光を利用した治療技術の適用範囲が限定的です。その点に疑問を感じ、当該技術の適用範囲(治療対象となる疾病の個所や種類)を広げていきたいと思いました。
現時点ではプレイヤーの参入も少なく、デバイスの開発や薬剤の導入も整備途上です。マーケットが小さく参入メリットを感じないことが原因でしたが、ベンチャーであれば勝ち目があると考え起業しました。
- 具体的な取り組み
抗がん剤の効果が限定的な患者様などに対し、体内深部(脳、膵臓、肝臓、腎臓、肺)を中心に、血管内から必要な場所へ光を届けることにより、適応疾患や患者数が大幅に拡大します。
当社ではこのような血管、管腔経由で光照射できるデバイスの開発や検証を重ね、医療機器メーカーや製薬メーカーとのパートナーシップのもと、多くの患者様の生命を助けたいと考えています。
- 仕事(研究)での、嬉しさ/楽しさ、苦労や悔しかったこと
ベンチャーであるため、創業時は「お金がない」「時間がない」「場所がない」「コネがない」という「ないないづくし」であり、事業を継続的に回していくイメージがなかなか持てない状況でした。
しかし、当社の主力事業である光を活用した治療技術はこれから普及していく「ブルーオーシャン」であり、事業の成功には確信がありました。
創業に伴い、新しい医療技術マーケットで勝負をするという熱意を前面に出してそれぞれのステークホルダーにプレゼンテーションを行った結果、多くの賛同が得られたことにより今日まで事業を継続することができています。
当社の事業や技術への賛同が得られた時にやりがいや楽しさを感じます。
- 将来の目指したい姿
多くの関連医療機器開発及び創薬のきっかけとなるようなテクノロジーを開発できる会社になりたいと考えています。あわせて、2030年にIPOを行うこと、時価総額を1500億円まで達することを目標にしています。